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ボルチモア(1日目) [ボルチモア]

4/22/2011(金)今年は本日4月22日が会社のホリデーで3連休だ。24日(日)のイースターの振り替え休日のようなものらしい。ということで、オリオールズ・ヤンキース戦を観に2度目のボルチモアに出かけることにした。
朝10時過ぎの便でボルチモアへ。12時過ぎに到着。レンタカーを調達して、いざダウンら運方面へ。野球のカード上、ボルチモアを選んだものの、正直、特に行きたいところもない。前回、ぐるっと回った、Inner Harborというウォーターフロント地区が観光のメインと思われるが、もう一度行きたいとも思わない。なので、2日目、3日目はワシントンDCまで足を伸ばそうかなと思っている。とりあえず、オリオールズの球場まで到着し、そこからは適当にダウンタウンを車で流して街の様子を観ることにする。ボルチモアは治安が悪いといわれているが、前回、Inner Harborと野球場を訪れた時には特にそういう雰囲気は感じなかった。が、ダウンタウンを走っていると、黒人さんばかりで、なんとなくそれらしい様相を呈している。Lexington Marketというマーケットを見つける。ここは、昨日Webを調べていて、行ってみてもいいかなと思っていたところだ。街は危険な雰囲気だが、これだけ人がたくさんいれば大丈夫だろうと、路上パーキングに車を置き歩くことにする。Lexington MarketはN Paca Stを挟んで東側と西側に分かれている。まずは東側の建物に入る。肉や野菜、ファーストフードがたくさん売っている。この辺りは黒人さんばかり歩いているが、なぜか店を切り盛りしているのは中国系の人が多い。
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通りを渡り、西側の建屋に入ってみる。こっちの方がメインの様だ。とてもにぎわっている。
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バンド演奏もやっていた。
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この市場はかなり広く、かなり賑わっている。
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ひときわにぎやかな一画を発見。Faidly Seafoodというレストランの様だ。中は立ち食いエリアのみ。注文カウンターには長蛇の列ができている。とりあえず並んでみる。
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ここはCrab Cakeで有名な様だ。何かの賞に選ばれたことがあるらしい。注文をとる黒人のおばさんがレジに到達する前の列の後方の人から順に注文をとっていく。何を頼めばいいのか分かっていないのに遠くから訊かれても困るなと思いながら前の人の様子を観ていたら、基本的にはCrab Cake単品かCrabCakeのPlate(サイド2つ付き)を頼んでいるようだ。私も習ってCrab Cakeを単品で頼む。

立ち食いエリアで食す。
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Crab Cakeはアメリカではポピュラーなメニューだが、あまりおいしいと思った事がなかったが、ここのは賞に選ばれるだけあって、そこそこ美味しいCrab Cakeだった。
ということで、Lexington Marketも満喫できたので車を出すことにする。

野球の開始時間は7時、まだ4時間もある。何をしようか。ボルチモア美術館というのがあるらしいが、前回は時間の都合で行けなかったので、そこへ行ってみることにする。Webで調べると営業は5時までとのこと、現在3時15分。まぁ4時までにつけば十分でしょう、ということでダウンタウンの北にある美術館へ向かう。駐車場を通り越してしまって戻ってくるのに一苦労した結果、到着したのは4時少し前。駐車場に車を置いていざ美術館へ。ここがメインゲートの様だが実はその奥にメインゲートはあるらしい。
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雨も本降りになってきたけど傘がないので、走ってメインゲートに向かべく、階段を飛び降りる。。。あっっ!!階段を飛び降りた時の重力に膝が耐えきれず前方に転倒、しかも運が悪いことに両手をポケットに突っこんでいた。何が起こったか分からないうちに顔からコンクリートの地面に落下。激痛が走る。眼鏡が砕け。顔に手を当てたら血がとめどなく滴り落ちる。ヤバい。目が見えるか確かめる。目は大丈夫のようだ。血はしたたり手は血まみれに。とりあえず車に戻る。車に戻るも血を拭きとるものが見つからない。痛みをこらえながらバックを探り、紙ナプキンを発見。中から歯のかぶせ物が出てくる。どうやら昔、歯のかぶせ物がとれたときに包んだナプキンの様だ。とりあえず、ナプキンを顔に当ててみる。すぐ血だらけになってしまう。とりあえずレンタカー屋でもらった地図を膝の上に敷いて、滴る血を受け止める。ここはコレステロールの高いどろどろ血のおかげか、しばらくすると血が止まってきたようなので、もう一度、バッグをあさる。いつか街でもらったティシュの試供品を発見。そして、飛行機で出た水のペットボトルがあることに気づく。水をティッシュにつけて、顔の血を拭き取る。おそるおそるバックミラーで顔を観ると、右のまゆ毛の上がボクサーの様に深く切れていて、目じりが深めにすれている。あと、右側の頬全体が軽く擦り切れて血が少し出ている。とりあえず出血は止まったが、手は血だらけ。どこかのPharmacyをiPhoneで探す。あまりに怪しいのでティッシュで顔を隠しながら、消毒薬と絆創膏とティッシュを購入。レジで並んでいるおじさんや、レジのお姉さんからどうしたのと訊かれる。「顔から転んだ」。情けない。洗面所で手や顔を洗いたかったのでトイレを貸してもらえないかと訊いたが無愛想なレジのお姉さんはトイレは貸していません。と冷たく断ってきた。顔が非常事態を示しているんだから、そんなときくらいは貸してくれてもいいのに。この顔で店員と会話したくなかったので、勝手にトイレを使えそうな店を探すも、そんな店は見つからず。しょうがないので、もう一度、ペットボトルの水で顔を少し拭いて、さっき買った消毒薬を縫って、絆創膏をはる。今一つ、人から見てどのくらいひどいかを押しているのか分からなかったが、今回の主目的の野球観戦を決行することにして球場に向かう。球場の周りはすごい車で駐車場も空いていない。ぐるぐる回っているうちにハイウェイに乗ってしまったり、かなりてこずる。雨は降り続けている。顔は痛い。あまりのコンディションの悪さと、車がおけないイライラで、やっぱり今日は野球観戦をあきらめてホテルで傷を手当することに決める。空港付近のRed Roofという安いホテルを予約してある。顔を気にしながらチェックイン。すると、予約が入っていないとな。Hotels.comの手違いの様だ。かなり待たされる。待っている間も、ホテルの人が私の顔を観て気遣ってくれる。タオルを持ってきてくれたり、氷を進めてくれたり。やっぱかなりひどい見た目なんだろうな。15分ほど待って、ようやくチェックインが完了。チェックインの世話をしてくれた怖そうな兄ちゃんが、奥からいろいろ薬やら絆創膏やらをもってきて手当てをしてくれる。まゆ毛の傷を見るや。これはかなり深く言ってるから病院に行った方がいいと勧めてくれる。でも近くにはまともな医者が無いらしい。一つ候補が上がったが、隣にいた、客だかホテルの関係者だかわからない黒人のおばちゃんが、「あんなところに行ったら、殺される」と助言してくれた。結局、血は止まっているようなので病院へ行くのはやめにする。さっきの助言してくれた黒人のおばちゃんが、やさしく声を掛けてくれた。部屋の場所を教えてくれて、別れ際に、「いい。夜気分が悪くなったら躊躇しないで911を呼ぶのよ。」優しいおばさんだ。ありがとう。
部屋に入り、明るいライトで傷を確認。フロントの兄ちゃんが言うとおり、かなり深い。一度水で洗って傷口を綺麗にすべきかなとも思ったが、さっきフロントの兄ちゃんがワセリンのようなものを縫ってくれたし、これ以上傷口が開くようなことはしない方がいいのかもしれないと思い、結局、そのまま夜を過ごすことにする。やっぱり一人は心細いし、寂しいな、という思いに襲われながら、気がつくと寝ていた。
大変な一日だった。ちなみに、野球の試合は結局雨のため中止になったようだ。もっと早く見切りをつければよかったとも思ったが、逆にあれ以上頑張らなくてよかったかな。
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コメント 1

みよ

やっぱり一人は心細いし、寂しいな、という思いに襲われながら、気がつくと寝ていた。
切な過ぎます。
お友達いないのですか?

by みよ (2014-09-28 23:07) 

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